【7月9日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は8日、8月1日を期限とした関税引き上げの発効日を延長しないことを明言した。また、銅の輸入に対して50%の関税を別途導入する考えを示した。

ハワード・ルートニック商務長官は、銅に対する新たな関税は7月末か8月1日に発動される可能性が高いと、米CNBCに語った。

トランプ氏はまた、米政府が医薬品に関する発表を近日中に行うとし、製造業者に国内への事業移転の猶予期間を与える方針を明らかにした。

「約1年から1年半の猶予を与える。その後は非常に高い関税、例えば200%の関税を課す」と述べた。

トランプ氏はこれまで、銅、医薬品、木材、半導体、重要鉱物の輸入に関する調査を行うよう指示していた。今後、追加の関税を課す可能性がある。

ルートニック氏は医薬品と半導体に関する調査が月末までに完了し、その後トランプ大統領が政策を決定すると述べた。(c)AFP