トランプ氏、ウクライナへの兵器供与拡大に言及
このニュースをシェア
【7月8日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は7日、ウクライナへのさらなる兵器供与について言及した。米政府は前週、主要兵器の一部について供給を停止すると発表していた。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、「われわれはもっと多くの兵器、主に自衛目的の兵器を送らなければならない」と語った。
「ウクライナは非常に、非常に厳しい攻撃を受けている」と述べ、またロシアのウラジーミル・プーチン大統領への不満もあらわにした。プーチン氏は、2022年に隣国ウクライナへの全面侵攻を開始して以降、トランプ氏からの圧力にもかかわらず、紛争終結にほとんど意欲を示していない。
ウクライナは現在、3年に及ぶ戦争の中で最大規模のミサイル・ドローン攻撃にさらされており、弾薬供給の停止は深刻な問題となる恐れがある。
ジョー・バイデン前政権は、ウクライナに650億ドル(約9兆5000億円)超の軍事支援を約束していた。一方、ウクライナ支援に懐疑的な姿勢を長く示してきたトランプ氏は、今年1月の就任以降、新たな軍事支援パッケージを発表していない。(c)AFP
