トランプ氏が大統領令、外国人の国立公園入場料を値上げ
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【7月4日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領(共和党)は3日、1年間にわたる建国250周年祝賀行事の開始にあたり、外国人観光客を対象に、国立公園の入場料を値上げし、米国民の「利便性を向上」させると述べた。
トランプ氏はアイオワ州での行事で歓声を上げる観衆に向かって「この日を記念し、外国人観光客の入場料を値上げする一方で、米国民の入場料を低く抑える大統領令に署名した」と述べた。
大統領令に署名した後、「国立公園は米国第一主義を体現する」と述べた。
大統領令の中で、トランプ氏は内務省と国務省に対し、「米国の国立公園への外国人観光客の誘致」も指示した。
徴収された入場料は、広大な国立公園システムのインフラ整備と「魅力向上」に充てられるという。
気候変動に懐疑的なトランプ氏が、環境と緑地の保全に動くのは異例。
トランプ氏はこの大統領令で、バラク・オバマ元大統領が2017年に発令した「米国立公園における多様性と包摂性の促進」に関する指令も撤回しており、多様性・公平性・包括性(DEI)イニシアチブへの新たな攻撃となっている。(c)AFP