中国人記者、ウクライナの無人機攻撃で負傷 ロシア・クルスク州で取材中
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【6月27日 AFP】ロシア西部クルスク州で、中国のフェニックステレビ(鳳凰衛視)の記者がウクライナによる無人機攻撃で負傷した。この攻撃の対象となった施設を取材していたという。フェニックステレビが27日、明らかにした。
盧宇光記者は26日午後、「頭部を負傷」し、治療のため病院に搬送されたという。
ロシア国営テレビが27日に配信した動画には、頭に白い包帯を巻いた盧氏が記者団と話している場面が映っている。
ロシア外務省によると、盧氏は攻撃当時、撮影クルーと一緒にコレネボ村に滞在していたという。
ロシア外務省は、ウクライナがジャーナリストを「意図的に攻撃した」と非難し、「理非の弁別ができる国の政府はこれを非難するよう」求めた。
AFPは中国外務省にコメントを求めたが、回答は得られなかった。
中国は、3年以上続くロシアとウクライナの紛争において、中立を装ってきた。
だが、西側諸国の政府は、中国はロシアとの緊密な関係を維持することで、ロシアに重要な経済的・外交的支援を与えていると述べている。(c)AFP
