【6月25日 AFP】テニス、イーストボーン・オープンは24日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第7シードのエマ・ラドゥカヌ(英国)はアン・リー(米国)を6-7(5-7)、6-3、6-1の逆転で下し、2回戦進出を決めた。

ラドゥカヌは第1セットを落としたものの、2時間半近い激闘の末に勝利。試合後には感極まり、涙を見せた。

コート上で行われたインタビューでは「信じられない気持ち。観客のみなさんには心から感謝したい。おかげで本当に苦しい場面を乗り越えられた」と述べ、「厳しい試合だったし、波もあったが、第2セットの中盤からギアとレベルを上げられた」と振り返った。

ラドゥカヌは、全仏オープン前から抱えていた腰痛のため、前週のベルリン・オープンを欠場した。しかし、この日は第1セットで芝に足を取られて転倒する場面はあったものの、大きなけがはなく、無事に試合を終えた。

一方、ウィンブルドン選手権女王のバルボラ・クレイチコバ(チェコ)は、ハリエット・ダート(英国)を6-3、6-7(4-7)、7-5で退けた。

第2シードのクレイチコバは、優勝した昨年のウィンブルドン以来のグラス(芝)コート大会となる2週間前のHSBC選手権では初戦敗退。この日も第3セットにリターンゲームで相手に2本のマッチポイントを握られたが、そこから持ち直して勝利を収めた。

内島萌夏は3-6、2-6でジョディー・バリッジ(英国)に敗れた。(c)AFP