リヨン、財政悪化で2部降格処分 異議申し立てへ
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【6月25日 AFP】サッカーフランス・リーグ1で7度の優勝を誇るオリンピック・リヨンが、財政悪化を理由に2部リーグへの降格処分を科された。クラブは異議申し立てを行う意向を示している。
リヨンは昨年11月、フランスサッカー経営管理総局(DNCG)から暫定的な処分を受け、人件費削減のためアレクサンドレ・ラカゼットやGKアントニー・ロペス、ラヤン・シェルキらを放出したが、この日行われたDNCGとの協議でも制裁解除には至らず、クラブには正式に降格処分が下された。
リヨンは声明で「過去数か月にわたりDNCGと緊密に連携し、すべての要求を満たしてきた。出資額も求められた金額を上回っている」と発表。2022年に長年クラブを保有したジャン・ミシェル・オラス氏から経営を引き継いだ米実業家のジョン・テクスター会長も、降格回避に自信を見せている。
リヨンは1989年以降、1部リーグにとどまり続け、2002年からは7連覇を達成。24-25シーズンは6位に入り、ヨーロッパリーグの出場権を獲得している。
降格が確定すれば、リヨンに代わってスタッド・ランスが1部に残留する見通しだ。(c)AFP