【6月21日 AFP】サッカーフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン（PSG）は20日、米プロバスケットボール（NBA）のスター選手として知られるケビン・デュラント（36）がクラブの少数株を取得したと発表した。取得した株数は明らかにされていない。

PSGは声明で、オーナーであるカタール・スポーツ・インベストメンツ（QSI）が「米バスケットボール界を代表する史上最高の選手の一人で、スポーツおよびエンターテインメント分野の主要な投資家であるケビン・デュラントと、投資および戦略的パートナーシップ契約を締結した」と述べた。

文書ではまた、デュラントが「自身のメディアおよび投資を管理する『ボードルーム』を通じて」株式を取得することも明らかにされた。

QSIはボードルームと「広範囲における商業、投資、コンテンツイニシアチブ」で協力し、商品、メディアコンテンツ、米国および国際市場、さらには「バスケットボールやマルチスポーツの発展の可能性」を模索していくという。

QSIのナセル・アル・ケライフィ会長は、「ケビンとともに野心的なイニシアチブを展開し、パリ・サンジェルマンとQSIの継続的な世界的成長を推進していくことを楽しみにしている」と述べた。

現在フェニックス・サンズでプレーするデュラントは、ゴールデンステイト・ウォリアーズ時代に2度のNBAファイナル制覇を果たしたほか、米代表としても直近の2024年パリ五輪を含む4個の金メダルを獲得している。

デュラントはPSGの声明を通じて、「PSGと（フランス）パリは、自分の心に非常に近しいクラブと都市だ。このクラブには大きな計画があり、その成長の次の段階に参加することが待ちきれない」と語った。(c)AFP