アルカラス連勝記録更新、ドレイパーも4強入り HSBC選手権
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【6月21日 AFP】テニス、HSBC選手権は20日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)は7-5、6-4のストレートでアルトゥール・リンデルクネシュ(フランス)を下し、4強入りを果たすとともにマッチ連勝記録を自己最長の16に伸ばした。
世界ランキング2位のアルカラスは全仏オープン決勝でヤニック・シナー(イタリア)と名勝負を繰り広げてタイトルを獲得した後、これが初めての大会となっている。前日の2回戦で同胞のハウメ・ムナルにフルセットの激闘を強いられたものの、この日は世界80位のリンデルクネシュを相手にチャンスを逃さず、2度のブレークポイントをものにして1時間半足らずで勝利を収めた。
2023年大会で優勝しているアルカラスは、21日の準決勝で再び同胞のロベルト・バウティスタ・アグトと対戦する。バウティスタ・アグトは第4シードのホルガー・ルーネ(デンマーク)を7-6(7-5)、6-7 (4-7)、6-2で撃破した。
昨年大会でアルカラスの連覇を阻止した第2シードのジャック・ドレイパー(英国)は、ブランドン・ナカシマ(米国)との激闘を6-4、5-7、6-4で制し、大会では自身初の4強入りを決めた。
21日の準決勝ではイジー・レヘチカ(チェコ)と対戦する。レヘチカはジェイコブ・ファーンリー(英国)を7-5、6-2で下し、勝ち上がった。
この結果、ドレイパーは次週発表される最新世界ランキングで、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とテイラー・フリッツ(米国)を抜いて自己最高の4位に浮上する。30日に開幕するウィンブルドン選手権でも、ドレイパーは上位4シード入りが確定。前回覇者のアルカラスと世界1位のシナーとの直接対決を、準決勝まで回避できることになった。(c)AFP