【6月20日 AFP】南太平洋の島国クック諸島のマーク・ブラウン首相は20日、中国と結んだ深海採掘、地域協力、経済問題に関する一連の協定について、クック諸島の「主権を損なう」ものではないと釈明した。

これらの協定をめぐり、クック諸島の主要援助国であるニュージーランドは事前協議なしにこれらの協定を結んだとして、クック諸島への資金援助を打ち切った。

クック諸島は、旧宗主国ニュージーランドと外交・防衛を委任する自由連合協定を結んでいる。

ブラウン氏は、クック諸島には中国などの国際パートナーと交渉する権利があると主張。2月に締結されたこれらの協定は「クック諸島の主権を損なわない」と述べた。

さらに、クック諸島は依然としてニュージーランドとの強固な関係を維持することに「コミット」しており、パートナーシップを強化したいと続けた。(c)AFP