【6月15日 AFP】フランスのジャンノエル・バロ外相は14日、ドナルド・トランプ米大統領がハーバード大学の留学生受け入れを停止しようとしているのを受け、フランスは同大の学生と職員を支持すると述べた。

バロ氏は名門ビジネススクール、HEC経営大学院の卒業式で、「政府の管理、資金の制限、カリキュラムや研究プロジェクトへの制約の脅威に直面している大学を支持する」と表明。「われわれは、不当なストレスと不安に現在直面しているハーバード大学の教員や学生と共にある」と、英語で付け加えた。

その上で、「米裁判所が留学生の受け入れ決定を支持するなら、フランスは彼らに学位を取得するための安全な場所を提供する」と述べた。

欧州連合(EU)ウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長も先月、EUを「研究者の磁石」にするため、5億ユーロ(約830億円)相当の新たな支援パッケージを導入する方針を発表している。(c)AFP