中日定期フェリーの「新鑑真」 新エネルギー車を初めて大量に輸出
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【6月8日 CGTN Japanese】上海税関は4日、中日定期フェリーの「新鑑真」が中国製の新エネルギー車20台を積んで3日に上海港から大阪に向けて出航したことを明らかにしました。新エネルギー車の積み出しは上海税関所属の上海呉松税関が現場での監督管理を行いました。「新鑑真」が輸出用の新エネルギー車を大量に積載したのは、今回が初めてです。
運航会社の中日国際フェリー貨物輸送部の責任者によれば、「新鑑真」は今回、新エネルギー車を計400台、日本に向けて順次運んでいく予定です。これらの車は比較的小型かつ高性能で、航続能力が高いなどで日本の大手企業に歓迎されているとのことです。
上海呉松税関検査一課の副課長によれば、中日フェリーはかつて衣料品や織物生地などの従来型貨物を運んでいましたが、現在では中国産業の高度化および貿易の構造転換を反映して、ノートパソコンや太陽光発電の関連部品、新エネルギー車などの商品の輸出に利用されています。
「新鑑真」の航路は上海から日本への唯一の、旅客と貨物の輸送に使われるもので、運航が始まったのは1985年でした。第1代の「鑑真」は1994年に退役し、現在は第2代と第3代が用いられています。
同航路の運航状況は40年来良好で、今年1~5月の輸出入貨物は前年同期比12%増で、延べ8000TEUを超えました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News