インテル指揮官、「悔しい」欧州CL決勝大敗 去就には言及せず
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【6月1日 AFP】31日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ決勝で、パリ・サンジェルマン(PSG、フランス)に0-5で大敗したインテル(イタリア)のシモーネ・インザーギ監督が、「失意と悔しさが大きすぎる」と話し、去就について今すぐは考えられないと述べた。
インテルはPSGに完全に圧倒され、チャンピオンズリーグの決勝では史上最大の得点差でトロフィーを明け渡した。
インザーギ監督にはインテル退任のうわさがあるが、今後の話し合いは別の機会に行う必要があると話している。
監督は記者団に対して、「冷静になってから、クラブと話す時間を設ける」と語り、「今はその時ではない。今、去就の話をするのはよくない」と付け加えた。
数週間前までは、2009-10シーズンと同じ3冠の偉業を達成する可能性もあったインテルだが、実際にはすべての大会で敗退し、今シーズンは無冠で終わった。イタリア杯では宿敵ACミランに敗れて準決勝で姿を消し、セリエAではナポリに後れを取った。
インザーギ監督は2021年にインテルの指揮官に就任し、2026年までの契約を結んでいる。セリエAで1回、イタリア杯で2回のタイトルを獲得したが、チャンピオンズリーグでは過去3シーズンで2回決勝に進出しながら優勝には手が届かなかった。
今大会ではオランダとドイツ、スペインのリーグチャンピオンを破って決勝に進出したが、フランス王者PSGに対しては、ほぼなすすべがなかった。インザーギ監督は、チームが「昨年7月から58試合か59試合をこなしてきた」と話し、決勝では選手に疲れが見えたと明かしている。(c)AFP