■「反応」

ミル・ストリート・リサーチのアナリスト、サム・バーンズ氏はAFPに対し、トランプ政権の関税発表に対するウォール街の反応が穏やかになっていることに気付いた。トレーダーの反応は当初、「はるかに大きく、直接的」だったという。

かつて市場を揺るがしたトランプ氏の関税に関する発言は、今では「容易に覆せる、あるいは信頼できない」と見なされる傾向があり、投資家は軽率な行動を取る衝動を無視するようになってきているとバーンズ氏は述べた。

この新たな落ち着きは、トランプのEU関税の脅しに直面しても動じなかったニューヨーク証券取引所のトレーダーの間で顕著に表れており、彼らはトランプ大統領のEU関税脅しにも動じず、また、関税の大部分を差し止め、その後一時的に復活させた裁判所の判決にも過剰反応しなかった。(c)AFP