【5月30日 AFP】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが6月1日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に抗議するため、他の活動家らと共にガザに向けて出航する。パレスチナ系フランス人のリマ・ハッサン欧州議会議員が明らかにした。

この航海は、イスラエルが3月2日に開始し、最近ようやく解除されたガザ封鎖に反対する団体連合「フリーダム・フロティラ」が主催している。

同じくこの航海に参加するハッサン氏はこの活動の目的について、「人道支援の封鎖と進行中のジェノサイド(集団殺害)、イスラエル国家に与えられている免責を非難し、国際的な意識を高める」ことだと説明した。

ハッサン氏はフランスの左派政党「不屈のフランス(LFI)」所属。率直な発言で知られ、これまでも中東に関する発言で物議を醸してきた。

ハッサン氏は2月に欧州議会の代表団と共にパレスチナ自治区の被占領地を訪問する予定だったが、イスラエルへの入国を拒否されたと述べている。

トゥンベリさんは、今月初めに「フリーダム・フロティラ」の船でガザへ向かう予定だったが、航海中に船が損傷を受けた。

活動家らは、イスラエルの無人機攻撃が原因ではないかと疑っている。(c)AFP