ロナウドのサウジ残留交渉は「難航」 PIF関係者
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【5月29日 AFP】サッカーサウジアラビア1部リーグのアル・ナスルを退団する可能性を示唆したクリスティアーノ・ロナウド(40)について、同選手のサウジ残留をめぐる交渉が「難航している」と、交渉筋が29日、AFPに明かした。
サウジアラビアのサッカーに多額の投資を行っている政府系基金パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)の関係者は、「ロナウドを説得して来シーズンもサウジ・プロリーグでプレーしてもらうための交渉は難航している」と語り、「第一の選択肢は、クラブW杯に出場するアル・ヒラルへの移籍、あるいはアジア王者アル・アハリへの移籍だ」と付け加えた。
ロナウドは、国内リーグ終了直後の26日未明、自身のSNSに「この章は終わった」と投稿。アル・ナスルは今季リーグ戦3位に終わり、無冠となった。
クラブW杯に出場する32クラブには、6月1日から10日までの特例移籍期間が設けられており、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は先日、ロナウドの同大会出場をめぐり「議論が行われている」と発言している。クラブW杯は同14日に開幕する。
ロナウドは2022年にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドからアル・ナスルに移籍したが、契約は来月で満了を迎える。
PIF関係者は「ロナウドの存在は過去2年半にわたるサウジリーグ発展の重要な要素だった。彼が、エリート選手や若手がサウジアラビアに移籍するきっかけをつくった」と話している。(c)AFP