【5月29日 AFP】イスラエルは28日、パレスチナ自治区におけるイスラム組織ハマス最高幹部の一人とされるモハメド・シンワル氏を同国軍が殺害したと発表した。モハメド氏は、2023年10月のイスラエルへの越境攻撃の首謀者であるヤヒヤ・シンワル氏の兄弟。

今回のイスラエル、ハマス間の戦闘が始まってから600日目となるこの日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相はガザにおける自軍の攻勢を称賛。モハメド氏を含む数万人の戦闘員を殺害したと述べた。

イスラエルのメディアによると、モハメド氏は今月初めにガザ南部で、空爆の標的にされた。ヤヒヤ氏は2024年10月に殺害された。

ネタニヤフ氏は議会で演説し、ガザでの攻勢が「中東の顔を変えた」と指摘。「われわれはテロリストをわが領土から追い出し、ガザに力をもって入り、モハメド・シンワルら数万人のテロリストを排除した」と語った。(c)AFP