パキスタンで暴風雨による洪水 10人死亡
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【5月28日 AFP】パキスタン中部および北部で強風と雷雨による洪水が発生し、家屋が破壊され、少なくとも10人が死亡、43人が負傷した。当局が28日、発表した。
州災害管理局によると、カシミール地方のパキスタン側支配地域で女性4人と男性1人が死亡し、北西部のカイバル・パクトゥンクワ州で3人が死亡した。また、他の当局者によると、パンジャブ州で2人が死亡した。
カシミール地方の政府高官は、「1人が行方不明だ」とAFPに語り、一つの村で住宅12軒とモスク1棟が倒壊したと付け加えた。
国家災害管理局によると、嵐は31日まで北部と中部で続く見込みだ。
パキスタンは、気候変動の影響でますます頻繁に発生する極端な気象現象に苦しんでいる。
24日に発生した暴風雨では、国内全体で少なくとも14人が死亡し、100人以上が負傷した。
4月と5月の気温の急上昇はパキスタンでますます一般的になっており、4月にはパンジャブ州の一部で気温が46.5度に達し、記録的なレベルに近づいた。
パンジャブ州と南西部のバルチスタン州の学校は、暑さのために夏休みを前倒しした。(c)AFP