米、子どもと妊婦への新型コロナワクチン接種推奨を終了
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【5月28日 AFP】米国は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの接種を子どもや健康な妊婦には推奨しない方針に切り替えた。ロバート・F・ケネディ・ジュニア厚生長官が27日、発表した。同氏は、「常識的な」決定で、健全な科学に基づいていると主張している。
米食品医薬品局(FDA)は先週、新型コロナウイルスワクチンの追加接種を65歳以上、または深刻な基礎疾患がある人に制限する方針を示した。
トランプ政権の当局者は、この政策転換について、英国、ドイツ、フランスなどの国々の指針に近づけるものと位置付けている。
一方、ケネディ氏は、連邦政府の公衆衛生政策の改革を推進している。同氏は長年、一般的なワクチンや、特に新型コロナウイルスワクチンに関する誤情報を広めてきた。
ケネディ氏はX(旧ツイッター)に投稿した動画で、「健康な子どもと健康な妊婦に対する新型コロナウイルスワクチンが本日をもって、米疾病対策センター(CDC)が推奨する予防接種スケジュールから削除された。このことを発表するのをうれしく思う」と述べている。(c)AFP