【5月28日 AFP】米国は27日、イラク北部のクルド人自治区との契約を結んだ米エネルギー企業を支持する方針を示した。イラク政府が米企業を相手に訴訟を起こしたの受けての意思表明だ。

クルド自治政府のマスルール・バルザニ首相は、ワシントン訪問中に合わせて数百億ドル相当の契約2件を締結したと発表した。バルザニ氏は23日、マルコ・ルビオ国務長官と会談した。

ルビオ氏は会談で、米国企業との取引を「称賛」したと、国務省のタミー・ブルース報道官が記者団に語った。

ブルース氏は、「われわれはイラクとクルド自治政府が協力して、できるだけ早くガス生産を拡大することを奨励している。この種の経済的パートナーシップは、米、イラク両国の国民に利益をもたらし、イラクがエネルギー自立に向かうのを助けるだろう」と述べた。(c)AFP