【5月27日 AFP】全仏オープンテニスは26日、男子シングルス1回戦が行われ、大会連覇を狙う第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)や世界ランキング1位で第1シードのヤニック・シナー(イタリア)らが順当に初戦を突破した。

アルカラスは予選勝者のジュリオ・ゼッピエリ(イタリア)に6-3、6-4、6-2で快勝し、2回戦ではファビアン・マロジャン(ハンガリー)と対戦する。

シナーはアルトゥール・リンデルクネシュ(フランス)を6-4、6-3、7-5で退けた。2回戦では、2試合連続で地元フランス勢との対戦となり、今大会限りでの引退を表明している38歳のリシャール・ガスケと顔を合わせる。ワイルドカード(主催者推薦)のガスケはテレンス・アトマヌ(フランス)を6-2、2-6、6-3、6-0で下した。

シナーは試合後のインタビューで観客に対し、「みなさんが彼(ガスケ)を応援するのは分かっている。それで大丈夫だ」と語り、「彼と同じコートに立てることがうれしい」と話した。

一方、第4シードのテイラー・フリッツ(米国)はダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)に5-7、6-3、3-6、1-6で敗れた。全仏で2度の準優勝を誇る第7シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)は、予選勝者のアルベルト・ラモス・ビノラス(スペイン)に6-3、6-4、6-2で勝利した。

その他では、2021年のファイナリストで第20シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)や第10シードのホルガー・ルーネ(デンマーク)が初戦を突破した。(c)AFP/Jed Court