【5月25日 AFP】マレーシアのモハマド・ハサン外相は25日、パレスチナ自治区ガザ地区での「残虐行為」を非難した上で、それはパレスチナ人の苦境に対する「無関心と二重基準」を反映したものだとの認識を示した。

東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が26日に首都クアラルンプールで開催されるのを前に、議長国を務める同国のモハマド外相は「国際法の神聖性が侵食された直接の結果だ」と、ガザの状況を非難。

「パレスチナ人に対する残虐行為は無関心と二重基準を反映し続けている」と述べ、「ASEANは沈黙したままでいることはできない」と語った。

イスラエルは今月、戦争で荒廃したガザでの軍事作戦を強化し、国際的な批判を招いている。3月2日に開始したガザの全面封鎖を一部しか緩和していないのを受け、ガザへの支援拡大を認めるよう同国に求める声も高まっている。(c)AFP