【12月7日 AFP】イスラム組織ハマスは6日、イスラエル軍の占領が終了する条件で、パレスチナ自治区ガザ地区を統治するパレスチナ当局に武器を引き渡す用意があると述べた。

「我々の武器は占領と攻撃に関連している。占領が終了すれば、これらの武器は(パレスチナ)国家の権限下に置かれる」とハマスの主任交渉者でガザ地区の指導者ハリル・アル・ハイヤ氏は声明で述べた。

「我々は、国連軍の展開を分離部隊として受け入れる。彼らは国境を監視し、ガザでの停戦順守を確保する任務を担う」として、ハマスの武装解除を任務とする国際治安部隊の展開に対しては拒否する姿勢を示した。

ドナルド・トランプ米大統領が提案した和平計画では、「第1段階」の人質解放やイスラエル軍の撤退の後、ハマスに武装解除を求め、統治からは排除するとしている。また、多国籍で構成される国際部隊がガザ地区の治安維持を担う。

ガザの保健省によると、2023年にイスラエルとハマスとの武力衝突が始まって以降、パレスチナ自治区ガザ地区の死者数が7万人を超えた。10月の停戦発効後も、イスラエル側の攻撃でパレスチナ人数百人が死亡したという。(c)AFP