元世界4位ガルシア、全仏含む残り数大会で現役引退へ
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【5月24日 AFP】女子テニス、元世界ランキング4位のキャロリン・ガルシア(フランス)は23日、今週末に開幕する全仏オープンを含む残り数大会をもって、現役を引退する意向を表明した。
ツアー通算11勝を記録し、全仏女子ダブルスの元覇者でもあるガルシアは、ソーシャルメディアに、「親愛なるテニス、さよならを告げるときが来た。最高レベルで15年間プレーし、人生の大半を費やしてきた25年以上の年月を経て、新しい章を始める準備ができたと感じている」と投稿した。
ガルシアはこれまで約1900万ドル(約27億円)に迫る賞金を稼ぎ、2022年には四大大会(グランドスラム)の次に位置づけられているシーズン最終戦のWTAファイナルズで優勝した。
同年には、同胞のクリスティーナ・ムラデノビッチとのペアで、全仏女子ダブルスで2度目のタイトル獲得。グランドスラムの女子シングルスでは22年の全米オープン4強が最高成績となっている。
世界ランキングの自己最高は4位で、現在は145位に後退しているガルシア。投稿では、「私のテニスの旅は必ずしも簡単ではなかった。初めの頃からテニスは単なる勝ち負け以上のもので、愛情や憎悪、幸福や怒りの対象だった」とし、「だけど今は、別のことをするときが来た。私の体と個人的な目標がそれを必要としている。それでもまだ終わりではない。まだいくつか大会は残っている」とつづった。
残された最初の大会は、25日に始まるローラン・ギャロス(全仏オープン)となる。(c)AFP
