B・スプリングスティーンさん、トランプ氏批判音源入りEPをリリース
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【5月22日 AFP】米ロック歌手ブルース・スプリングスティーンさんが21日、EPをサプライズリリースした。6曲入りのアルバムには、先日の公演でドナルド・トランプ米大統領を痛烈に批判した音源が含まれている。同公演後にトランプ氏は、SNSでスプリングスティーンさんを酷評していた。
現在進行中のツアー名「Land of Hope and Dreams」と題したEPには、今月14日に英イングランド・マンチェスターで行われた公演での4曲の音源が収録されている。
この中でスプリングスティーンさんは、トランプ氏を直接名指しはせずに、米国は「腐敗し、無能で、背信的な政権」に支配されていると失望を語っていた。
このコメントに対してトランプ氏は先週、スプリングスティーンさんを「不愉快で嫌なやつ」と呼び、21日には、自身のゴルフのショットでスプリングスティーンさんを打ち倒したかのように編集した動画を投稿。
19日には、スプリングスティーンさんや米歌手ビヨンセさんらが、2024年大統領選の対立候補、民主党のカマラ・ハリス前副大統領を支持し、ハリス氏から多額の金銭を受け取っていたとして、「大規模な調査」を行う考えをSNSで示していた。
スプリングスティーンさんが今回リリースしたEPには、「Land of Hope and Dreams」と「My City in Ruins」を紹介する際のMCが完全収録されている。
スプリングスティーンさんはマンチェスターの聴衆に向けて、「私の故郷、私が愛する米国、私が歌にしてきた米国は250年間、希望と自由の光だったが、今は腐敗し、無能で、背信的な政権に支配されている」と語り、「今夜、民主主義と米国の最良の経験を信じるすべての人々に呼び掛ける。権威主義に対して声を上げ、自由を鳴り響かせよう」と訴えている。
2曲目では、「米国では、言論の自由を行使し、異議を唱える人々を迫害」し、移民や貧困層、労働者に対する弾圧で「サディスティックな喜び」を得ようとする人々がいると批判して演奏に入り、「さあ、立ち上がれ!」という言葉を繰り返して締めくくっている。(c)AFP