【5月22日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏(47)が21日、これまで否定していた米大統領選への出馬について「いつかするかもしれない」と述べた。

カタールの首都ドーハで開かれたブルームバーグ主催のカタール経済フォーラムで、トランプ大統領の後継者として大統領選に出馬することを検討するかと問われると、ジュニア氏は含み笑いの後、出馬の可能性を示唆。

同フォーラムのパネルディスカッションで聴衆の一部から拍手喝采を浴びる中、「その質問を受けるのも、そしてそれに賛同する方々がいるのも光栄だ」「何が起こるか分からない」と述べた。

ジュニア氏は、トランプ米大統領のファミリー企業「トランプ・オーガニゼーション」の副社長を務め、トランプ氏の右派政治理念「米国を再び偉大に(MAGA)」を声高に支持している。

3月、左派系ウェブサイト「メディエイト」にジュニア氏が「2028年大統領選への出馬を真剣に検討している」と報じられた。

ジュニア氏は当時、それを否定していたが、21日は否定しなかった。

ジュニア氏は「分からないが、いつか、その呼び掛けがあるかもしれない」と述べた。

「父は共和党を真に変えたと思う。共和党は米国第一党だったが、今はMAGA党だ。見方次第だが」と付け加えた。(c)AFP