【5月17日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグの王者リバプールに所属するモハメド・サラーは16日、DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが今季限りでの退団を発表してから初めての試合で、同選手にブーイングを浴びせたファンを「厳しい」と非難した。

アレクサンダー・アーノルドは前週、ユース時代から過ごしてきたリバプールを6月の契約満了を持って退団することを発表した。大方の予想では、スペイン1部リーグのレアル・マドリードに移籍するとみられている。

リバプールが2-2で引き分けた前週のアーセナル戦で後半に途中出場した際には、リバプールのサポーターからやじを飛ばされた。

エジプト代表のサラーはこの日、リバプールの選手としては19日のブライトン戦と25日のクリスタル・パレス戦の残り2試合となったアレクサンダー・アーノルドに向けられたやじに悲しみを感じたと明かした。

サラーは、「当然だろう。リバプールのファンとしてはあり得ないことだから驚いた」と、英スカイスポーツのギャリー・ネビル氏とのインタビューに答えた。

さらに、「ファンは彼に対して厳しすぎたと思う。あのとき彼はそのような扱いを受けるべきではなく、ファンから最高の扱いを受けるべきだった。彼は全てをファンにささげたのだから」と続けた。

また、サラーはリバプールファンに対して、残り2試合でアレクサンダー・アーノルドにもっと敬意を持って別れを告げるよう呼びかけ、「20年間全てをささげてきた人間のことを想像してみてほしい。こんな終わり方はあってはならない」「次のブライトン戦か、シーズン最終戦で(ファンの扱いが)変わることを願っている。彼は惜別に値する」と語った。(c)AFP