バッド・バニーさんチケット「不正料金の有無」で調査 スペイン消費者庁
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【5月15日 AFP】スペイン消費者庁は14日、プエルトリコ出身の世界的な歌手でラッパー、バッド・バニーさんの2026年公演のチケット販売時に課されたサービス料金について調査を開始したと発表した。
消費者庁は、この調査では「スペインで開催される著名な国際的アーティストのコンサートチケットの販売時における不正行為の有無」に焦点を当てていると説明している。
情報筋がAFPに明らかにしたところによると、問題のアーティストは、音楽界の世界的スターの一人、バッド・バニーさん。
当初、スペインで3公演(マドリードで2回、バルセロナで1回)が予定されていたが、両都市でさらに9回の追加公演が発表され、チケット販売プラットフォームを通じて24時間足らずで計60万枚のチケットが完売した。
消費者庁は、調査中の企業名は公表していないが、消費者から「違法な追加料金を課された可能性」があるとの苦情を受け、大手のチケット販売・再販売会社を調査していると明らかにした。
消費者団体は、清算時に不明瞭または説明が十分になされていない料金を請求されたと報告しており、透明性や正当な理由の欠如、事前通知の不足を指摘。
消費者庁は「こうした行為が確認された場合、消費者保護法違反と見なされ得る」とし、サービス料金が「明確さ、正当性、均衡性に関する法的要件」に準拠しているかどうかを判断するとしている。(c)AFP