【5月14日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は14日、訪問先のサウジアラビア・リヤドで、シリアのアハマド・シャラア暫定大統領と短時間会談した。ホワイトハウス関係者が明らかにした。米国大統領がシリアの指導者と会談するのは25年ぶりとなる。

トランプ氏は前日の13日、シャラア氏と関係の深いトルコとサウジアラビアからの要請に応じて、バッシャール・アサド政権時代に科された対シリア制裁を解除すると発表した。ただ、この動きは、米国の同盟国であるイスラエルの立場とは再び食い違う形となった。

米大統領がシリアの指導者と会談したのは、2000年に当時のビル・クリントン大統領がスイス・ジュネーブでハフェズ・アサド大統領(バッシャール・アサド氏の父)と会談し、イスラエルとの和平合意を目指したが失敗に終わって以来である。(c)AFP