ミャンマー国軍、学校空爆で児童ら22人死亡か 復興停戦中
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【5月13日 AFP】内戦が続くミャンマーで12日、国軍が民主派勢力側の学校を空爆し、子ども20人を含む22人が死亡した。地元住民が語った。同国は3月28日に発生した壊滅的な地震を受け、復興に向けて停戦中だった。
住民によると、空爆があったのは午前10時ごろで、3月の地震の震源地から約100キロ北西に位置するオエテインクウィン村の学校が標的となった。
空爆を受け、国連のアントニオ・グテレス事務総長はニューヨークで記者団に対し、「深い懸念」を表明。「学校は子どもたちが安全に学ぶ場であり、爆撃されるべきではない」と語った。
匿名で取材に応じた教師によれば、これまでに子ども20人と教師2人の死亡が確認された。
一方、軍政側は「捏造(ねつぞう)されたニュースだ」と主張し、「非軍事施設への攻撃は一切行っていない」とする声明を発表した。
ミャンマー中部で3月に発生したマグニチュード(M)7.7の地震では、約3800人が死亡。これを受け軍事政権は、救援活動を円滑に進めるためとして停戦を宣言。4月末に期限を迎えたが、その後も「再建と復興のため」として5月末までの延長が発表されていた。(c)AFP