マブスにドラフト1位指名権 チーム再建に向け有望株獲得へ
このニュースをシェア
【5月13日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のドラフト指名順を決める抽選が12日に行われ、ダラス・マーベリックスが全体1位指名権を獲得した。
2月にルカ・ドンチッチを電撃トレードしてチーム再建を目指しているマーベリックスは、複雑な抽選ルールの下、わずか1.8パーセントという低確率を引き当て、最大の有望株とされるクーパー・フラッグ(デューク大学)を指名する絶好のチャンスを手にした。
抽選会にマーベリックス代表として出席した球団OBのローランド・ブラックマン氏は、「われわれにとって厳しい年だった」と振り返りつつ、「しかし重要なのは、球団を前進させるチャンスを得られたということだ」と語った。
今年のNBAドラフトで全体1位指名の最有力候補と目される18歳のフラッグは、デューク大学で1シーズンのみプレーし、先月ドラフトへのエントリーを表明。
身長205センチ、体重93キロという恵まれた体格に加え、運動能力とスキルのバランスにも優れ、「世代を超えた逸材」として評価されている。今季は1試合平均19.2得点、7.5リバウンド、4.2アシストを記録し、年間最優秀選手にも選出された。
一方、フラッグは米スポーツ専門チャンネルESPNに対し、ドラフト先のチームについて、「あまり考えないようにしている」「自分ではどうしようもないことだと思う。だから他のみんなと同じようにプロセスを踏み、すべての瞬間を楽しむつもりだ」と語った。
この日の抽選会では、サンアントニオ・スパーズが全体2位、フィラデルフィア・セブンティシクサーズが同3位、シャーロット・ホーネッツが同4位、ユタ・ジャズが同5位の指名権を獲得した。
今年のNBAドラフトは、6月25日から26日にかけて、ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターで開催される。(c)AFP