【5月12日 AFP】サッカースペイン1部リーグのセビージャFCの選手が、チームの低迷に怒ったサポーターの抗議によってクラブの練習場に閉じ込められ、同施設で一夜を過ごすことを余儀なくされた。

チームが10日のセルタ戦に2-3で敗れた試合後、約100人の激怒したファンが練習施設に集結。一部の過激なファンは施設に侵入しようとし、これを阻止するため警察が出動する事態になった。選手とスタッフを乗せたバスが練習場に戻ってくると、サポーターは物を投げ、罵声を浴びせた。

クラブは「トレーニング施設への到着時に、従業員、選手、テクニカルスタッフ、経営陣に対する異常な暴力的行為があったため、関係当局に通報する」と発表。「攻撃によって、トップチームは施設で一夜を過ごさざるを得なかった」と明かした。

「セビージャは、10日のような暴力や犯罪行為を伴う抗議を徹底的に非難する」

セルタ戦の黒星でセビージャは16位となり、残り3試合で降格圏と勝ち点4ポイント差となっている。13日のラス・パルマス戦は、下位チーム同士の重要な一戦となる。(c)AFP