【5月12日 AFP】サッカードイツ・ブンデスリーガ1部、バイヤー・レバークーゼンの指揮官を退任することを発表しているシャビ・アロンソ監督が11日、自身の将来について「遠からず」発表すると語った。

アロンソ監督はこの日、レバークーゼンでの最後のホームゲームに臨み、欧州チャンピオンズリーグ出場を目指すボルシア・ドルトムントに2-4で敗れた。

アロンソ氏は、選手としてチャンピオンズリーグとリーグを制したスペイン1部リーグのレアル・マドリードの監督に就任する可能性が高いとみられている。レアルはこの日、FCバルセロナに3-4で敗れてリーグ優勝を逃すことがほぼ確定。レアルのカルロ・アンチェロッティ監督は、シーズン終了後にクラブを去ると予想されている。

昨シーズンもアロンソ氏には、リバプール、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンから関心が寄せられていたが、すべて断りレバークーゼンに残留していた。

ドルトムント戦の後、これまで去就に関する質問を避け続けてきたアロンソ氏は、発表が間近であることを示唆し、「今後についてはいずれ分かる。遠からずね。しかし待ってほしい。きょうはこのクラブと、われわれの選手のための日だ」と語った。

「私にとっては人生の素晴らしい時期の終わりであり、それを楽しみたいと思う。その後のことは、これから見ていくことになるだろう。とても胸を打たれたし、このクラブのことは永遠に心に残るだろう」

アロンソ氏は2022年10月にレバークーゼンの監督に就任し、最下位近くに低迷していたチームを6位に押し上げてシーズンを終えると、初めて開幕から指揮した翌2023-24シーズンには、無敗でのリーグ優勝とドイツカップ制覇の2冠に導いた。

レバークーゼンを指揮する最後の試合は、17日のマインツ05戦となる。(c)AFP