ハンブルガーSV、7季ぶりのブンデス1部昇格
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【5月11日 AFP】24-25ドイツ・ブンデスリーガ2部は10日、第33節の試合が行われ、古豪ハンブルガーSVがSSVウルム1846に6-1で大勝し、7季ぶりの1部昇格を決めた。
昇格のために勝利が必要なハンブルガーは、5万7000人のファンが詰めかけた本拠地フォルクスパルクシュタディオンで、下位ウルムを圧倒した。
開始早々の7分に先制点を許したが、その3分後にルドビト・ライスのゴールで追いつくと、36分にウルムがPKを失敗した中で、前半終了間際にランスフォードイェボア・ケーニヒスドルファーとダビー・ゼルケの連続ゴールで逆転に成功し、落ち着きを取り戻した。
後半早々にはオウンゴールで加点し、さらにケーニヒスドルファーの2点目、終了間際にはダニエル・エルファドリのゴールも生まれた。試合終了のホイッスルが鳴ると、ファンがピッチになだれ込んで選手と喜びを分かち合った。
ヨーロピアンカップ(現欧州チャンピオンズリーグ)を制したドイツの3クラブのうちの一つであり、1部リーグ優勝6回を記録しているハンブルガーは、2017-18シーズンにクラブ初の2部降格の憂き目に遭ったが、これで2555日ぶりの1部復帰を果たした。
復帰に導いた34歳の新人指揮官マーリン・ポルツィン監督は、ハンブルク生まれで、小さい頃からチームのファンだった人物。試合後には「言葉にならない。地道な積み重ねのたまものだ。これで戻れるが、それも信じられないほどの努力があったからこそ。本当に格別だ」と語った。
2部では昨季1部から降格してきたケルンがハンブルガーと勝ち点1差の2位につけており、次週の最終節で引き分け以上の結果を残せばこちらも1部復帰が決まる。(c)AFP