【5月10日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は9日、中国との貿易協議を今週末に控える中、対中関税の引き下げを示唆した。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「中国への関税は80%が妥当だと思う!」と投稿し、現在かけている145%(一部製品は最大245%)から引き下げる考えを示した。

さらに、スコット・ベセント財務長官に言及し、「スコット・Bの判断次第だ」と付け加えた。ベセント氏は今週末、スイス・ジュネーブで中国の何立峰副首相と会談し、国際市場を揺るがす対立の鎮静化を図る。

トランプ氏はこの投稿で、貿易戦争が終結した場合、対中関税を80%に据え置くべきなのか、それとも暫定的な措置にとどめるべきなのか、自身の考えについては言及しなかった。

別の投稿ではすべて大文字で、「中国は米国に市場を開放すべきだ。彼らにとって非常に良いことだ!!! 閉鎖的な市場はもう機能しない!!!」と訴えた。(c)AFP