イスラエル、イエメンの港など空爆 「米軍との共同作戦」とフーシ派反発
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【5月6日 AFP】イエメンの親イラン武装組織フーシ派は5日、同国西岸の港湾都市ホデイダが、イスラエル軍と米軍の共同作戦による攻撃を受けたと主張した。
フーシ派が運営するテレビ局アルマシラは、ホデイダ港に6回の空爆があったほか、同じホデイダ県のバジル地区も攻撃されたと報じ、「米国とイスラエルによる侵略」だと非難した。
フーシ派は前日、イスラエルの主要空港、ベングリオン空港をミサイル攻撃しており、これに対する報復攻撃とみられる。
イスラエル軍はホデイダへの攻撃を認め、「イエメンの沿岸部および内陸部にあるフーシ派テロリスト政権に属するテロ目標を攻撃した」と発表。フーシ派が掌握するホデイダ港は「イラン製の武器などテロ目的の装備の輸送に使われている」と主張した。
また、バジルでは「フーシ派の重要な資金源となっているコンクリート工場」を攻撃したと述べた。
一方、米当局者は関与を全否定。匿名を条件に語った国防総省当局者は「きょうのイスラエルによるイエメン空爆に米軍は関与していない」と語った。(c)AFP