トランプ氏、ウォルツ大統領補佐官を解任 チャットグループで情報漏えい
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【5月2日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は1日、チャットグループの情報漏えいに関するスキャンダルを受けて、マイク・ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)を解任し、国連大使に任命すると発表した。
第2次政権で閣僚級の解任は初めて。トランプ氏によると、マルコ・ルビオ国務長官が当面の間、国家安全保障顧問を兼任する。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、「戦場で軍服を着ていた時から、議会で、そして私の国家安全保障担当補佐官として、マイク・ウォルツ氏は常に国家の利益を最優先にしてきた」と述べた。
ウォルツ氏は3月、民間の通信アプリ「シグナル」のチャットグループに、米誌アトランティックのジェフリー・ゴールドバーグ編集長を誤って追加。グループでは米国によるイエメンの親イラン武装組織フーシ派への攻撃計画の詳細が共有された。
ウォルツ氏は「トランプ大統領とわが国に引き続き奉仕できることを深く光栄に思う」とX(旧ツイッター)に投稿した。
トランプ氏は公の場でウォルツ氏への支持を繰り返し表明していたが、水面下でウォルツ氏は「シグナルゲート」事件をめぐって信頼を失いつつあった。また、自身のロシアやイランに対する強硬姿勢が他の官僚との間に緊張を生んでいた。(c)AFP