「トランプ、光の名の下に闘う時だ」 首席ラビ、歌でウクライナ支持を訴え
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【5月1日 AFP】ウクライナの首席ラビ(ユダヤ教指導者)、モシェ・アズマン師(59)はスタジオでマイクの前に立ち、キャッチーなロック調の曲に合わせて「ドナルド・トランプ、光の名の下に闘う時だ」と歌い始めた。
影響力のあるアズマン師は、ロシアによるウクライナ侵攻を3年以上にわたって批判。数日前にSNSで公開した歌う動画では、破壊されたウクライナの映像も使用してトランプ米大統領に訴えている。
アズマン師はウクライナの首都キーウのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)でAFPの取材に応じ、先週キーウで13人が死亡したロシアによるミサイル攻撃の現場を訪れ、「死者と負傷者、そして甚大な破壊」を目にした後、「数時間で」この曲を作ったと語った。
「音楽なら、言葉では伝えられないことも伝えることができる」と言う。
ウクライナには欧州最大級のユダヤ人コミュニティーがある。2023年時点で4万5000人のユダヤ人が暮らしており、ロシアが2022年2月に侵攻を開始する前よりも増えている。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領もユダヤ系だが、ユダヤ教を実践してはいない。