BRICS外相会合 「外交」と「協力」呼びかけ
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【4月29日 AFP】ロシア、中国、インドなど主要新興国11か国で構成するBRICSの議長国ブラジルは28日、ウクライナやガザでの紛争、そしてドナルド・トランプ米大統領が仕掛ける貿易戦争に対処する中、より緊密な協力の必要性を訴えた。
BRICSは7月6~7日に予定されている首脳会議に向けて議題を調整するため、ブラジル・リオデジャネイロで外相会合を開催した。
この会合で、ブラジルのマウロ・ビエイラ外相は「われわれは対立ではなく外交を、一方的な行動ではなく協力を推進する」と強調した。
また、「ウクライナでの紛争は依然として深刻な人道的影響をもたらしており、外交的解決の緊急性を改めて浮き彫りにしている」と付け加えた。
BRICSはこれまでウクライナ紛争に関する発言には慎重な姿勢を維持しており、和平を呼びかける一方でロシアの侵攻を非難することは避けている。ロシアはBRICSの創設メンバーであり、今回のリオの会合にもセルゲイ・ラブロフ外相が出席した。(c)AFP