【4月25日 AFP】中国共産党は25日の中央政治局会議で、経済支援を強化し、国際貿易における「一方的ないじめ行為」に反対するよう呼びかけた。

国営新華社通信が伝えた会議の要旨によると、中央政治局は「国際社会と協力して多国間主義を積極的に支持し、一方的ないじめ行為に反対する」と強調した。これは、米トランプ政権が中国に課した高関税を暗に批判したものとみられる。

トランプ政権の追加関税に端を発した報復合戦により両国は現在、本格的な貿易戦争に突入している。

会議では国内の経済対策についても協議され、「経済成長を後押しするうえで、消費の役割を高める必要がある」と指摘された。

また、所得の増加やサービス消費の促進、主要金利の「適切な時期での引き下げ」も求められた。(c)AFP