ヘンリー王子夫妻、SNS上での子どもの保護対策を呼びかけ
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【4月25日 AFP】英国のヘンリー王子とメーガン妃は24日、夫妻が設立した慈善団体の活動の一環として米ニューヨークを訪れ、ソーシャルメディア上で危険にさらされている子どもたちの保護を訴えた。
夫妻が運営する「アーチウェル財団」はこの日、オンライン上の危険に直面している子どもたちの親を支援するプロジェクトの一環として、ニューヨークに一日限定のメモリアルを設置した。
メーガン妃と共にメモリアルの公開に臨んだヘンリー王子は、英BBCに対し「これ以上、ソーシャルメディアによって子どもたちの命が失われることのないよう、変化を確実なものにしたい」と語った。
この一日限りのメモリアルは、スマートフォンを模した50台の大型オブジェで構成されており、それぞれのスクリーンには、SNSによる被害で命を落とした子どもたちの画像が映し出されている。
2020年に英王室を離れて米カリフォルニア州に移住したヘンリー王子は、プライバシー保護を盾に、IT企業が十分な安全対策を講じていないと批判している。
アーチウェル財団はウェブサイトで、「子どもたちのアプリ利用から利益を得ているテクノロジー企業には、安全性を重視した設計と、安全基準の遵守が求められている」と訴えている。(c)AFP