アルカラス、負傷でマドリードOPの出場辞退
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【4月25日 AFP】男子テニス、世界ランキング3位のカルロス・アルカラス(スペイン)は24日、太もものけがを理由にマドリード・オープンの出場を辞退した。来月25日には全仏オープンの開幕が控えており、大会連覇に向けた準備への打撃となっている。
四大大会(グランドスラム)で優勝4回を誇るアルカラスは、ホルガー・ルーネ(デンマーク)に敗れた前週のバルセロナ・オープン決勝で、右太ももを負傷した上に左ハムストリングへの違和感にも気づいたという。
この日の会見では、「自分にできる範囲であらゆる手を尽くしたが、ここ数日ではあまり改善しなかった」「ここでプレーできるようにしたいと思う通りに物事がいかず、リスクを取らないことに決めた」と説明し、「もしプレーしていたら、予想以上に悪い状況が長引いてしまっただろう。難しい決断を強いられたが、正しい決断をしたと思う」と語った。
マドリード・オープンでは2022年と2023年に続く自身3度目のトロフィー獲得を目指していた中、21日に現地入りしてからこの一週間は全くトレーニングをしていなかったアルカラス。来月のイタリア国際に出場する可能性は残していると同時に、全仏オープンにも確実に間に合わせたいとしており、「ローラン・ギャロス(全仏オープン)には絶対に出場するつもりだし、ローマ(イタリア国際)に向けても全力を尽くす」と意欲を示した。(c)AFP