イースター休戦終了 ロシアがウクライナ空爆を発表
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【4月22日 AFP】ロシアは21日、ウクライナに対して空爆を行ったと発表した。この攻撃により、復活祭(イースター)の休戦が終了した。
この発表の数時間前、ドナルド・トランプ米大統領は「今週中にも(ロシアとウクライナ間で)合意が成立する可能性がある」と述べていたが、今回の空爆により、広範な停戦への期待は裏切られる形となった。
同日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は国営テレビで「軍事行動を再開した」と発表。これに先立ち、ウクライナ当局は約30時間続いた部分的停戦の後、ロシアによる無人機(ドローン)とミサイルによる夜間攻撃があったと報告していた。
プーチン氏が19日に発表した復活祭の休戦をめぐっては、両国政府が互いに多数の違反があったとして非難し合っていた。
プーチン氏の休戦発表は、トランプ氏が「停戦に進展が見られなければ仲介を断念するかもしれない」と発言した数時間後に行われたもので、ウクライナ当局はこれを「プロパガンダ目的」だとして強く非難している。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領も20日、民間インフラに対する長距離ドローンおよびミサイルによる攻撃の少なくとも30日間の停止を提案した。
これに対し、プーチン氏は「検討する」と述べたものの、ウクライナ側がレストランや大学といった民間施設を軍事目的に使用していると主張し、実現可能性に疑問を呈した。(c)AFP