【4月21日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が21日に死去したことを受け、各国の首脳らが哀悼の意を表した。

米ホワイトハウスはX(旧ツイッター)への投稿で、「安らかにお眠りください、フランシスコ教皇」とのメッセージを発信。ドナルド・トランプ大統領やJD・バンス副大統領と教皇が面会した際の写真が添えられた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、教皇を「人道主義と正義という最高の価値の擁護者」と称賛した。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、フランシスコ教皇が常に「最も弱い立場の人々の側に立ち」「より多くの正義のために戦ってきた」と述べた。

ドイツのオラフ・ショルツ首相は、教皇を「和解の人」と称賛した。

欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長はXへの投稿で、「深い喪失を感じているすべての人々に思いを寄せている」「(フランシスコ教皇の)遺産が私たち全員を、より公正で平和と思いやりのある世界へと導き続けることを願う」と述べた。

スペインのペドロ・サンチェス首相は、教皇の「平和、社会正義、そして最も弱い立場の人々への献身」を称えたうえで、「教皇の死を聞いて残念に思う。彼のその献身は深い遺産を残した。安らかにお眠りください」とXに書き込んだ。

イタリアのジョルジャ・メローニ首相は「偉大な人物が私たちのもとを去った」「フランシスコ教皇は父の家に戻られた。非常に悲しいニュースです」との声明を発表した。

アイルランドのマイケル・マーティン首相は、教皇による「貧しい人々、疎外された人々、抑圧された人々」への連帯を称賛。2018年のアイルランド訪問中、カトリック教会による歴史的な児童虐待について「痛みと恥の表現」を示したことが記憶に残るだろうと述べた。

インドのナレンドラ・モディ首相は声明で、「教皇は貧しい人々に奉仕し、苦しんでいる人々に希望を与えた。深く痛みを感じている」と述べ、「私は彼との会談を懐かしく思い出し、包括的かつ全方位的な発展への彼の献身に大いに感銘を受けた」と付け加えた。(c)AFP