【4月20日 AFP】サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は19日、シーズン終了後にクラブでの自身の去就について話し合うと明かした。

レアルは、通算15回の優勝を誇る欧州チャンピオンズリーグの準々決勝でアーセナルに2戦合計スコア1-5で敗れ、指揮官が数週間以内に解任されるのではないかという臆測が広がっている。

20日のアスレティック・ビルバオ戦に向けた記者会見でアンチェロッティ監督は、「シーズン終了後にクラブと(私の将来について)話し合う」と述べ、同様のテーマに関するさまざまな質問をかわした。

2026年に契約満了を迎えるアンチェロッティ監督はまた、「選手たちやクラブと話し合った。全員が同意している。タイトルを争うために戦わなければならない」と続けた。

昨季リーグ王者のレアルは、今季首位に立つFCバルセロナを暫定ながら7ポイント差で追いかけており、26日の国王杯決勝でもバルサとの対戦を控えている。

「もちろん、われわれ全員とファンは、おそらくもっとも重要な大会、少なくとも近年のマドリードが最も成功を収めた大会で敗退したことに傷ついている」「良い時も悪い時も、われわれは皆同じ船に乗っている。会長(フロレンティーノ・ペレス氏)は、勝った時よりもこういう時にこそ最も愛情を示してくれる」

アンチェロッティ監督は、ドリバウ・ジュニオール前監督が解任されたブラジル代表の指揮官に就任するともうわさされているが、「何も言う必要はない。すでに言ったように、シーズン終了時にこれについて話すつもりだ」としている。

一方で監督は、「シーズン終了後」が6月14日に米国で開幕するクラブW杯の前か後は、自分には分からないと付け加えた。(c)AFP