【4月17日 AFP】イスラエルは16日、パレスチナ自治区ガザ地区の3割を軍が支配する緩衝地帯に編入したと発表した。軍事攻勢を強める中、ガザへの人道支援の停止を続けると宣言した。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相はまた、ガザでイスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放を求めて、治安当局と交渉担当者に圧力をかけ続けるよう指示した。

イスラエルは3月18日にガザで空爆と地上攻撃を再開し、2か月間の停戦を終わらせた。

国連(UN)は、停戦終了後に推定50万人のパレスチナ人が避難を余儀なくされたと発表。2023年10月7日のハマスの奇襲後にイスラエルとの戦闘が勃発して以来、ガザの人々は最も深刻な人道危機に直面していると述べた。

イスラエル軍は「ガザ地区全域のいくつかの主要地域とルートを完全に支配した」として、「ガザ地区の約30%が現在、作戦上の安全地帯に指定されている」と発表した。

また、イスラエルの空爆により「約1200のテロ目標」が攻撃され、3月18日以降「100を超える標的が排除された」と述べた。(c)AFP