トランプ氏「ハーバード大は物笑いの種」 政府の研究委託撤回を
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【4月17日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は16日、ハーバード大学を「冗談」と呼び、同大学が政府監督の受け入れを拒否したのを受け、政府の研究委託契約を撤回すべきだとの考えを示した。また報道によると、トランプ政権は内国歳入庁(IRS)に対し、同大の非課税資格をはく奪するよう正式に要請した。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「ハーバードはもはやまともな学びの場とは言えず、世界の偉大な大学やカレッジのリストに載せるべきではない」と投稿。「ハーバードは物笑いの種だ。憎悪と愚かさを教えており、もはや連邦資金を受け取るべきではない」と主張した。
ノーベル賞受賞者162人を輩出した名門ハーバード大が入学者選抜や職員の採用、政治的傾向などに関する政府の監督を受け入れるよう突き付けた自身の要求を拒否したのを受け、トランプ氏は激怒している。
トランプ氏は今週、同大への22億ドル(約3100億円)の助成金支給を凍結するよう命じた。
15日の投稿では、同大が引き下がらなければ、非営利教育機関としての「税制優遇措置」の対象から除外されるべきだと主張していた。これに関し、CNNとワシントン・ポストは、トランプ氏の要請を受け、IRSが現在、その方向で作業を進めていると報じた。(c)AFP/Sebastian Smith