マキロイ、マスターズ初Vのカギは「運」とキャディーの言葉
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【4月14日 AFP】男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントを初めて制覇したロリー・マキロイ(北アイルランド)。優勝の決め手は、プレーオフへ向けて気持ちを切り替えさせてくれたキャディーの言葉や、運を味方につけたことなどの小さな部分だった。
マキロイはジャスティン・ローズ(イングランド)とのプレーオフを制して11年ぶり5度目のメジャータイトルを獲得し、生涯グランドスラムを達成した。
最終日にはダブルボギー二つとボギー三つをたたいたが、耐え抜いて競り勝った。11番では同組のブライソン・デシャンボー(米国)が池に入れたのに対して、マキロイのアプローチショットは池に向かう坂のぎりぎり手前で止まり、ボギーで済んだ。
「今週はずっとツキがあった」とマキロイは言い、ここ3年で3回メジャーで準優勝に終わったことを引き合いに出しながら、「過去数年ずっと耐えていたことを考えれば、それくらい許されると思う」と話した。
「今週は、木の中に打ち込んでも、いつもスペースがあった」「こういう大会で勝つには少しの運が必要だ」
四つのダブルボギーを記録しながらマスターズ王者になったのは、今回のマキロイが初。そのことが、今大会のマキロイがどれだけ幸運だったかを物語っている。
さらにマキロイは、正念場で集中を保つ手助けをしてくれたキャディのハリー・ダイヤモンド氏にも感謝した。
「(プレーオフ前に)一緒に18番のティーへ戻るためにカートに向かっていたときに、ハリーが言ったんだ。『月曜の朝だったらこの状況も喜んで受け入れてたよね』と」
「私は『もちろん』と答えた。おかげでさっと気持ちを切り替えられた。ハリーが言っていたのは、要するに、週のはじめにプレーオフ行きを約束してもらえていたら、なんだってしていただろうということだ。その言葉で気持ちを少し立て直せた」(c)AFP/Jim SLATER