【4月7日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン大統領は6日、ロシアがウクライナとの「和平を拒否」し続けるなら「強力な行動」が必要になるとの考えを示した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の出身地である同国中部の都市クリビーリフで4日、子ども9人を含む20人が死亡したのを受けての発言だ。

マクロン氏はX(旧ツイッター)に、米国と欧州がウクライナでの和平の確立に向け動いているにもかかわらず、ロシアは「子どもや民間人の殺害」を続けていると投稿。「私の思いは、4日のクリビーリフへの攻撃を含む、ロシアによる激しい攻撃に伴う子どもや民間人の犠牲者全員と共にある」と、フランス語とウクライナ語でつづった。

その上で、「できる限り早期の停戦が必要だ。ロシアが時間稼ぎをし、和平を拒否し続けるなら強力な行動が必要になる」と訴えた。

4日のクリビーリフへの攻撃では、子どもの遊び場が近くにある住宅地にミサイルが着弾。最年少の犠牲者は3歳の男児だった。(c)AFP