ソウル警察、尹大統領弾劾の憲法裁判断控え「衝突防止」準備
このニュースをシェア
【3月10日 AFP】韓国の首都ソウルの地方警察庁は10日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾の可否をめぐる憲法裁判所の判断が近く示されるのを控え、「利用可能なあらゆる装備」を動員し、混乱を防ぐ準備が整っていると述べた。
「非常戒厳」を宣言したことで内乱罪で起訴された尹大統領は、裁判所の拘束取り消し決定を受け、8日にソウル拘置所から釈放された。
憲法裁判所は今月、非常戒厳をめぐる尹大統領の弾劾の可否を決定する予定であり、失脚した尹氏の支持派と反対派の双方がソウルに集結することが予想されている。
尹氏の支持派は、ソウル西部地裁が同氏の拘束を延長した際に裁判所を襲撃し、ドアや窓を破壊している。このため、当局は間近に迫る憲法裁の決定を受け、暴力の発生を警戒している。
ソウル地方警察庁のパク・ヒョンス氏は会見で「憲法裁判所内外での衝突は防がなければならない」と述べ、「バリケードを含む利用可能なあらゆる装備を動員し、憲法裁から100メートル以内の区域を抗議禁止区域に指定する」と語った。
また、「憲法裁の裁判官を保護し、弾劾問題をめぐる対立する集団間の衝突を防ぐ必要がある」と強調した。
パク氏によると、警官らには催涙スプレーや警棒の使用に関する追加訓練が実施されており、「爆弾の脅威への対応」として特殊部隊の配備も検討しているという。(c)AFP