【3月10日 AFP】北朝鮮は10日、同日に開始される米韓合同軍事演習について「挑発行為」であるとし、また「偶発的な一発の銃弾」が戦争を引き起こす危険性があると警告した。

韓国では今月6日、訓練中の戦闘機1機が誤って爆弾を投下し、民間人と軍人計15人が負傷する事故が発生している。

米軍と韓国軍は10日から21日まで、定例の合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を実施する。

北朝鮮の国営メディアは外務省の見解として、「この演習は朝鮮半島の緊張をさらに高め、偶発的な一発の銃弾が双方の物理的衝突を引き起こしかねない挑発行為だ」と報じた。

北朝鮮は米韓の軍事協力を侵略準備と見なし、対抗措置としてたびたびミサイル発射実験を実施している。

北朝鮮外務省は10日の声明で、米韓合同軍事演習を「攻撃的かつ対決的な戦争演習」と非難した。

また先週、北朝鮮は米海軍の空母が韓国・釜山港に寄港したことを受け、「米国の政治的・軍事的挑発だ」と反発した。(c)AFP